2008年8月19日火曜日

ハミング「研究にどう取り組むべきか」

符号理論を勉強すると必ず目にする、ハミング距離などに名前をのことしているRichard Hammingが、1986年に行った講演「研究にどう取り組むべきか (You and your research)」の日本語訳が公開されている。

今津さんの「第一級の仕事に関するリチャード・ハミングの観察と考察」というエントリを参照。原文(講演筆記)と、その邦訳がリンクされている。

「非常に意義深い研究と認知されるようなもの」、「ノーベル賞級の研究」をする為の指針を明快に論じている。曰く、重要な研究をする、研究に対して途方もない情熱を注ぐ(真に第一級の仕事をするのに必要と思われる深い傾倒)、正しい方向に努力する、他の人が土台に出来るような研究をする、読まれるような論文を書く、云々。

ハミングの著書、「Art of Doing Science and Engineering: Learning to Learn」の最後の章が、同じタイトルである。残念ながら絶版との事で、Amazon.comのSearch Inside!で瞥見したのみ。Kindleならすぐに読めるらしい。

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