2009年2月13日金曜日

隣町セミナ

定例の隣町セミナは終了しているが、ゲストをお招きしての特別開催。首都圏某大のM2の方が2名、修士論文の内容を報告してくださった。楕円曲線の等分多項式の係数に関する観察と、有限体上の楕円曲線の有理点の群の構造についての観察。大変面白く聴講した。

同じ日の午前中に、勤務先の大学院二次募集の筆記試験があったのは思いがけない符合。

セミナ終了後は、いつも行くお店で懇談。日中は春の陽気だったが、夕方から冷え込んで、寒風が吹きすさんでいた。四方山話の中で、G. Shimura, Map of My Lifeが話題になる。Gouveaの書評がオンラインで読めます。末尾にちょっとしたひねりがあってにやりとさせられます。

帰りのバスの車中では、加藤先生の「フェルマーの最終定理・佐藤‐テイト予想解決への道 (類体論と非可換類体論)」も少し話題に。同書では技術的な詳細には立ち入らず、理論のアウトラインを示している。全4巻のシリーズである。岩波書店の当該シリーズのページはこちら




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