2009年3月5日木曜日

disaster recovery / Dropbox

パソコンのファイルのバックアップは機械的にとるようにしてきたつもりだった。常用しているラップトップには、Acronis TrueImage(使っているのは、TrueImage 10だが、最近手に入れやすいのはAcronis True Image Personal 2 (説明扉付スリムパッケージ版)の模様)を入れて、週一で、ディスク全体のインクリメンタルバックアップを外付けHDD(Logitec USB 2.0外付型HDDユニット 500GB LHD-ED500U2のシリーズ)に取っている。CVSサーバにしているデスクトップPCのCVSROOTは、同じPCの別のディスクに、週一で同期している。

これらは、ダウンタイムの軽減(ディスク全体のバックアップ)か、消えて困るデータの保管場所の冗長化かであり、つまりハードディスク障害を見越した対応である。

さてしかし、この体制で、ハードディスクとバックアップ先を同時に失った場合何が起きるだろうか?単純に大災害が起きる。データを失い、復旧する手立てはない。火災や大地震、あるいは盗難など、そういう事態に陥る可能性を無視すべきではない。

遠隔地にデータをバックアップする簡単な、手間のかからない方法がないと思い、従来は目をつぶってきた。しかし最近、使い勝手のいいオンラインストレージのサービスがいくつか普及してきている。今回はDropboxを使うことにした。

既に昨年後半から、日本語での解説記事がいくつかのメディアで報じられている:
Dropboxのページから専用のクライアントソフトをダウンロードしインストール。起動してアカウントを作成。これで、2GBまでのディスク領域がオンラインに確保され、Windowsからは単なるフォルダに見える(デフォルトでは、\My Documents\My Dropboxというフォルダ)。

そこにバックアップしたいファイルをどんどんコピーすれば、オンライン側のストレージに同期される。変更した場合は、差分のみが転送される。保存できるファイルの種類に制限はない。便利なのは、他のマシンにDropboxの専用クライアントソフトをインストールすれば、そのマシンの当該フォルダがそっくり同じ内容に同期されること。また、編集情報も保持されるので、以前のバージョンを取り出すことも出来る。専用クライアントは、Microsoft Windows, Apple MacOS X, Linux向けが用意されている。ネットワークにつながっていない状態でも、転送が終了しているデータについては、通常通りアクセスできる。

一方難点としては、常にデータ全体が複製されること。アクセスした時点で初めてサーバからの転送を開始するといった挙動はしない。例えば、全体で500MBのファイルをDropboxに保持していれば、すべてのマシンに同じデータが同期される。この点を改良したZumoDriveというサービスも人気があるようだ。

自分の管理外にデータを預ける際は、データの暗号化も考えるべきである。Lifehackerの記事(の日本語版)「のぞき見されたくないデータを暗号化する方法」の後半に、opensslをつかった暗号化が紹介されている。Dropboxが対応しているOSいずれでも使える方法として(Microsoft Windowsには当然cygwinを導入済みと仮定)、こちらを推奨する。

自明なことだが、「起き得ることは起き得る」。そのときに頭を抱えるより、今出来ることをしておきたい。

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