富山県水墨美術館(このURLは?)で開催中の,原田泰治展に出かける.家人と娘と3人連れ.
小学生の高学年の頃,朝日新聞日曜版の一面が,この人の絵と文だった.その時は特にどうとも思わなかったが,今となると少年期の追想と相まって,やはり懐かしいような気がする.
つまり,それ自身の存在で芸術として成り立つと言うよりは,見る人の裡にある思い出を想起させ,それにまつわる感情を刺激することで成り立つ絵画のように思った.マンハッタンやハワイを描いた大きな絵があったが,それはあまりピンと来ない.
だからといって価値が低いと言っているわけではなく,それを求める人が居て,それに応える画家が居て,まずは慶賀すべき事と言わねばならない.
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