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2012年9月21日金曜日

Kobo落ち穂拾い

昨日の,楽天KoboにWikipediaの記事がDRM付きで収録された件は,当該電子ブックが取り下げられる,という形で収拾されたらしい.「koboのストアからWikipedia作品消える 「ISBN」は「商品番号」に」(ITメディア eBook USER).迷走もはなはだしい.

連想するのは,家庭内LAN用のルータが普及しだした頃,内部のソフトウェアに,GPLのソースコードが含まれていて,しかしベンダー側がそのことに十分注意を払わなかったために,いわゆる「炎上」,という事件である.もう大分昔のことになるが…….

手元のKoboについては,とりあえずPDFや,フリーで手に入る文書類の閲覧に使うことにする.

今日は一つアルゴリズムをでっち上げたが,既存のものよりも大変遅い……すくなくとも素朴な実装では大変遅い……ことが分かった.キャッシュをうまく使うなど工夫の余地はあるとおもうが,どうかな,という印象.

2012年9月20日木曜日

Koboよさらば

楽天Koboを予約して手に入れたのが7月20日(金)頃で,そのときの記事もある.2月ほど使って,その間に3冊ほど電子ブックを買って読んだ.しかし,使うのをやめようと考えている.

8,000円を切る廉価な電子ブックリーダーとして華々しく登場したが,電子ブックというのは,読む端末だけではなく,本を探し,あるいは何となく書棚を眺めるという楽しみも再現しなくてはならない,つまり,端末はごくごく一部の要素で,サービス全体がよくこなれていなければまったく満足できない,ということがよく分かった.

現在の楽天Koboのブックストアは,サービスイン当初から言われていたように,そして未だに,検索が使い物にならず,ジャンル分けも謎で,品揃えも悪い.そもそも,オンライン書店の楽天Booksと,Koboとが分離されているのもおかしな話である.

国内市場に参入すると言われ続けて数年が経過したamazonでは,amazon.comでの書籍売り場とKindleストアが一体化されていて,紙の本のハードカバー・ペーパーバックそしてKindle版と選べるようになっている.

Koboの品揃えを改善しようとしているのか,楽天は和書をいつまでに何万冊揃えると数値目標を掲げた.ギターのタブ譜を大量に揃えたりしているらしい.Wikipediaの作家に関する項目を,一作家に付き一冊の電子ブックとして無料で提供したりもし始めた.

このWikipediaの項目を電子ブックとして提供する際に,DRM(コピー制限)を行ったことは,Wikipediaの使用許諾に反するのでは?と気がついた人たちが居た.

Wikipediaの項目は,それぞれ,GNU Free Document Licence (GFDL)もしくは,Creative Commons のうち,CC-BY-SAのいずれかのライセンスで提供される.例えば後者では

「あなたは、本作品の頒布または公共での発表にあたって、このライセンスによって付与される利用許諾受領者の権利の行使を変更または制限するような技術的保護手段を用いることはできません。」(4.制限,(a))
と規定されている. つまり,Wikipediaの記事を転載するに当たって,それにDRMを課すことは,CC-BY-SAというライセンスに反する.

この一件で,楽天Koboの使用をやめる決意をした.

丁度明日,SonyのPRS-T2が発売になるので乗り換えてみる.既に実機のレビューが公開されている.楽天Koboと,端末は非常によく似たスペックだが,始めに書いたように,電子ブック・電子書籍というのは,サービスの全体である.Sonyの電子ブック事業は,あまり派手ではなかったが長く続いている.ジャンル分けも,ざっと見る限りKoboよりまともである.

端末が届くのは月末になるようだが,楽しみだ.

2012年7月23日月曜日

Koboがどうも……

電子書籍リーダー楽天Koboで,森博嗣「相田家のグッドバイ Running in the Blood-【電子ブック版】」を読了した.

読む道具としてのKoboは,優良可でいえば可といったところ.不可ではない.上の本を読んでいて2回ほど固まって,再起動した.画面のEinkは上々,視認性も良いし頁を書き換えるときのちらつきも気にならない(普段Kindle DXを使っているから少しバイアスの掛かった意見).

傍線を引くのがぜんぜん思う通りに出来ないのであきらめた.添付のクイックツアーには「文字をタップしたまま長押しすると選択ツールが表示されます」とあるが,そうはならない.しかし私が操作を間違えているのかもしれない.

ハードウェアとしてのKobo評は,まぁまぁこんなものかな,である.

しかし,電子書籍を売るサービスとしての楽天Koboはまったく不可である.なにしろ検索機能が貧弱で,書籍を探すことが非常にやりづらい.

例えば,「小説・文学」というジャンルを選ぶ.並び順「人気順」(がデフォルト)だと,これを書いている時点で,「テルマエ・ロマエ」「ヘルタースケルター」「天地明察 上」という調子.漫画を除く,はどうするのかわからない…….並び順の選択肢は,「評価の高い順」「価格の安い順」「書名(昇・降)」.

サブジャンルで「エッセイ」を選ぶと,現れるのは「Works of Oscar Wilde: 22 Books」,「Kwaidan: Stories and Studies of Strange…」で,では洋書を除いて検索したいと思っても,やり方が不明である…….(洋書ならKindleで買うし,そもそも上のものは著作権が切れていて無料で手に入りそうだ).

講談社現代新書に収録されている本が出てきたので,試しに「講談社現代新書」で検索しても1軒もヒットしない.

これでは,Amazon.co.jpかKindleを投入したらどうなるのだろう,と心配になってしまう.

それはさておき,「相田家のグッドバイ」は良かったです.

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2012年7月20日金曜日

Kobo・セミナ・サマーウォーズ

楽天Koboのセットアップは,1台目のPC(ThinkPad X201)にはなぜかうまくいかず,2台目のPC(Dell Inspiron 1520)で成功.なぜかは分からない.夕べは多くの人が設定を試み,サーバが不調に陥っていたという話も聞いた.

Koboは8,000円をきる低価格で発売された電子ブックリーダーである.和書の電子ブックサービスは色々と乱立しているが,世界各地でサービスが稼働しているKoboが日本上陸と言うことで興味があった.

本体は大変軽く,またEinkのディスプレイも大変見やすい.画面をタッチして操作するが,操作性も良好.書籍の品揃えという点では,これは個人の趣味趣向があるが,もう少しがんばってほしい印象である.

今日は昼前から,昨日のセミナのスピーカ氏と落ち合って,より詳細にわたりいろいろとを教えて頂くなどの催し.とても勉強になる.夕方解散.

夜は,子供たちが「サマーウォーズ」を最後まで観たがるのをなだめて,寝かしつけた.おもしろがっているようだが,観ていて意味が分かるのだろうか?

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2012年7月19日木曜日

木曜日はセミナ:相対類数の非可除性

水・木と所用で長距離移動.今日の夕方には,いつものセミナのために金沢に着いていた.

虚2次体の類数の非可除性については,Hartung以来様々な研究があった.特に,1999年になって,定量的な結果を出す方法が発見され一時代を画したといえる. 今回のご講演は,それを総実代数体上のCM2次拡大に拡張した,というもの.大変素晴らしいと思う.

月初めに書いた楽天の電子ブックリーダーKoboが届いているそうで,帰宅したら是非試してみたい.

2012年7月2日月曜日

楽天Kobo--電子ブックリーダー

日本国内ではなかなか立ち上がらなかった電子ブック市場がようやく大きく動きそう.楽天が,カナダのKoboを買収して半年.7月19日からサービスインらしい.

端末は既に予約ができる.7インチEink端末.7,980円と言う値段は,電子ブックリーダとしては,こんなもの(例えばamazon.comのKindle special offer, つまり広告表示付きのKindleは$79. これも7インチのEink端末).しかしこれから電子書籍に触れる層にはどう映るか?

amazon.comのKindleを,2009年の10月から使っているが(9インチのKindle DX,Android Tablet版, PC版,クラウド版等のソフトと合わせて)既になくてはならない道具である.書店に行かずその場で買えるというのは,それなしだった頃にどうしていたのか思い出せなくなるくらいの体験である.

和書が買えないことについてはそれほど不便も感じなかったが(読むものが偏っているからだ),買えるようになったとなればまた別である.

amazon.co.jpもようやくKindleを日本国内でサービスインするらしい(今月中).楽しみである.