「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議(第1回) 配付資料」の中のプレゼンテーション資料(上記ページの資料4)がなかなかすごいと評判なので,遅ればせながら読んで見る.
国際的にトップレベルの一部(G型大学)を除き,国立大学(L型大学)は職業教育に特化すべしといった内容である.例えば,L型大学の法学部では,憲法や刑法ではなく,道路交通法,大型二種免許・大型特殊第二種免許の取得,を教えよ,と主張している(同プレゼンテーション7ページ).
このプレゼンテーションの内容を真に受ける必要はない,ということもできるが,日本の高等教育をこれからどうしていくか,という大きな問題に目を向けさせるきっかけにはなるかもしれない.
人口が,特に大学の学生となる年代の人口が漸減し,それに従って起きる諸々を考えれば,現状維持が不可能であることは自明である.
大学が,もう少し出たり入ったりがし易いものになれば,と思うことがある.大学に限らず,世の中で生きていくうえで,「このまま進んでいくのではなく,別の道を選ぶ」,という選択がしやすければ,最適化が進みやすいのでは,ということである.
0 件のコメント:
コメントを投稿