2014年10月27日月曜日

螺旋

午前中は読んだり書いたりしなくてはならないものがあって,粛々と仕事をする.

昼食を挟んで,午後はB4ゼミ.青木先生のテキストで,類数1の虚2次体と素数生成多項式の話など.関連して,ウラムの螺旋の話をする. 原点に例えば11を書いて,上に 12, 左に 13, 下に 14, ...と螺旋状に数字を書いていくと,f11(x)=x2+x+11x=0,1,2, 代入した時にあらわれる素数 11,13,17,23, が対角線上にあらわれる,というお話である.

ウラムの螺旋については,結城浩さんの「数学ガールの秘密のノート/整数で遊ぼう」の2章でも触れられている.

(よく知られているのは,原点に0 または 1 を書いて,らせん状に数字を書き並べていくと,傾き 1 または 1 の直線上に素数がたくさん乗っていて面白い,というものだが,上のような描きかたでも面白い).

いろいろと派生する話があって面白いのだが,それはいずれ稿をあらためて.


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