2008年11月8日土曜日

木曜日はセミナ

定例の隣町セミナ。今回は関東方面からゲストをお招きして、虚2次体の円分Zp拡大の最大不分岐p拡大を岩澤理論から追及するという主題のレクチャ。大変勉強になる。

行きのバス車中で、パソコンを開いてお仕事をしいていたが、電池切れ。息抜きに書店によって物色していたが、多田富雄「寡黙なる巨人」が物凄い迫力である。著名な免疫学者であった著者が、出張先の金沢で脳梗塞に倒れ、右片麻痺、嚥下障害などに悩まされながらリハビリに励む姿を、自身の筆で述べたもの。能の深い素養が縦横に引かれており、幽玄ともいいたくなる印象と、肉体的な苦しみの非常に具体的な描写との対比が深い印象を残す。

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