2012年5月6日日曜日

連休終了

連休後半は特に遠出することもなく,日々を消光致しおり候.

ある日は家人の家で7回忌.お寺さん(という言い方も私にはあまりなじみがないのだが)がいらして読経して下さる.いわゆるお経とは違って,読み下し文のようなものを唱和するのである.な~むあみだ~あぶつ~.

そして別の日には,子供の何かの(あまりよく分かっていない)節目で,神社に行きお祓いを受けるのである.お日柄も良く,光あふれる境内に善男善女が集まっており,かしこぎ~かしこぎ~もうしたてまぁつ~る~,という調子である.

無秩序に本をひっくり返す中,ファインマンさんは超天才 (岩波現代文庫)が面白かった.1995年刊行のものが,岩波現代文個で再発売されていたもの.ハンス・ベーテがマーク・カッツによるファインマン評を引いて曰く:
「普通の天才とは,われわれが今の何倍か頭が良ければ,だれでもなれるような人間のことだ.そういった天才なら,その頭脳の働きになんの神秘もありはしない.彼らが何をやったのかを理解さえしてしまえば,われわれにだってきっとできたはずだと確信できる.ところが魔術師の場合はまったく違う.あの連中は数学の言葉で言うなら,われわれのいる空間の直交補空間にいるのだ.……」(マーク・カッツ「偶然の謎」,1985,同書より孫引き).
ファインマンさんは超天才 (岩波現代文庫)
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