後期の担当講義,「代数学II」が開始.内容は,環・体・群の初歩.
数年前から,前期の代数学Iが初等数論から代数系の導入くらいまで,後期からいわゆる代数学の講義を始めるようになった.カリキュラムの改訂があってから,この講義を持つのは初めてかもしれない.
初回なので,シラバスに沿って事務的な事柄を確認.導入のためのお話など.前期に学んだ初等数論は,殆どFermat, Euler, Gaussらによって開拓されたんですよ,などと,彼らの肖像をプロジェクタで投影しながら.教科書の演習問題から,√2 + √3 が無理数であることを示せ,というクイズに答えて貰う.
今回の講義,教科書は「代数と数論の基礎 (共立講座21世紀の数学)」.普通のテキストのよりずっと書き込まれた行間のおかげで,受講者諸君の自習・予習がしやすいだろうと期待しているところ.
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