2013年4月23日火曜日

牧歌的

午前中は学内某所に潜伏して文献読みなど.まだ学期がはじまって間もないせいか,どこも混雑している.

昼食を挟んで,午後はM1ゼミ.Ireland-Rosenの本で,cubic residueの話に入る.今日はスピーカ氏の都合で,Eisenstein整数の環のあたりまでやって早めに仕舞い.来週もゼミをやるというので,「もちろん」とにこやかに答えた.来週の水曜は月曜の時間割でもあり,連休の谷間だからどうこうという牧歌的な時代は遙か昔のこととなったのだ.

所用を済ませて帰宅.夜は作文の宿題を済ませるべくキーボードをたたく.BGMは,夕べDeutsche Grammophonから購入した,Années de pèlerinage(リストの「巡礼の年」第1年から第3年までの3枚組).AmazonでもMP3が購入できるが(リスト:《巡礼の年》全曲),DGからだとFLACも選べる(し,少し割安だった).

この録音は,村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」で作品の根底に据えられて,大変人気らしい.らしい,などと書いているが,私も早々と読了した.この作者に対しては点の辛い人が何故か多いようなのだが,私はいつもどおりに楽しめたのであった.


リスト:《巡礼の年》全曲
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
村上 春樹
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