2008年6月11日水曜日

月曜日の講義:自然と情報の数理・Archimedes

月曜日の自然と情報の数理,Euclidを卒業して,アルキメデスの仕事の紹介に入った.
今回は,歴史的な背景や,有名な逸話などを紹介して「円の計測」,「螺旋について」の結果のみを紹介.

「円の計測」では,与えられた円の面積が,高さが円の半径,底辺が円の周長に等しい直角三角形のの面積と等しいことを述べている.さらに,「螺旋について」では,後者の直角三角形が,螺旋の接線を斜辺とする,ある直角三角形として得られることを述べていたりする.

準備をするのに,斎藤憲,「よみがえる天才アルキメデス―無限との闘い (岩波科学ライブラリー)」に大きく依存した.

斎藤氏は,ネッツ・ノエルの「解読! アルキメデス写本」にも登場し,また同書の解説も書いている数学史の研究者.ネッツとノエルの本で,アルキメデスに夢中になってしまった人が頭を冷やすにはちょうどいい本かもしれない.ネッツとノエルの本では,アルキメデスにスポットライトを当てるあまりに,エウドクソスなどが些か等閑に付されている気味があると.


それにしても,2,3回の講義でどうまとめるか,かなり頭を悩ませている.放物線の切片の求積と,「方法」で述べられている仮想的な天秤の紹介をして,後は立体の求積,ストマキオン,……うーむ.主に文系の学生向けと言うことで,現代の言葉で結果を得るのに,微積分を使うのも少々気を遣いながら,と言うことになりそう.



岩明均の漫画「ヘウレーカ (ジェッツコミックス)」も,もちろん史実に材をとった伝奇ロマンと言うべきものだろうけど,なかなか面白いです.





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