本題は、Euclid原論XIIから、円の面積や錐体の体積などの話だったのだが、駆け足になった。Euclidの原論では、例えば円の面積の公式が与えられているわけではない。二つの円が与えられたとき、それらの比は、直径の上に立てた正方形の比に等しい、といった表現である(その比が、円積率であり、我々はそれが円周率πと等しいことを知っている)。
証明は、取り尽くし法を用いた巧妙な議論で、本質的に実数のアルキメデス性を用いており、読みながら、そうそう、そうなんだよ、などと深く納得するのであった。古代ギリシャの数学者と意思の疎通ができたような気がするのである。
Euclidの原論はこのくらいにして、次回からはアルキメデスの仕事をいくつか紹介する予定。参考資料のつもりで買った、ネッツ・ノエル共著「解読! アルキメデス写本
3 件のコメント:
猛烈に楽しそうな講義ですね。一度受けてみたいし、やってみたい。(知識不足なので出来そうもありませんが。)
猛烈に楽しそうな講義ですね。是非一度受講してみたいし、やってみたい。
#やるには相当勉強が必要でしょうが。
takaaさん、コメントありがとうございます(一応二件とも公開しますね)。
やっているこちらが楽しんでいるのは確かです :) 準備には時間を取られます。週の半分ぐらい使って、自転車操業中です。
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