2012年10月31日水曜日

紙の冊子

終日,調べ物,書き物,書き物のとりまとめや,たまっていたメールに返信するなど,粛々と過ごした.おかげで目が疲れた.

調べ物の途中,アメリカの某専門誌を見ようと,そのwebにアクセスしたが,何度やってもつながらない.所在地から推測するに,ハリケーンの影響?と思ったら,確かにそうだった.停電の影響だったらしい.困った,見られない,と一瞬思ったが,よく考えると紙の冊子はあるのだった.MathSciNetというオンラインの抄録誌を調べて,そこからリンクを辿って論文を見る,という流れに慣れると,紙の論文誌が念頭からこぼれ落ちてしまう.

MathSciNetも,もともとはMathematical Reviewという,電話帳のような分厚い冊子だったのだが,来年には廃刊され電子媒体に一本化されるという.

いまは電子ジャーナルと言うが,近い将来,ジャーナルと言えばオンラインの方で,昔ながらの紙の冊子を,紙ジャーナルというようになるだろう.

しかし紙の方が目には優しい.EInk(電子ペーパー,とはまた面妖な単語)は,まだまだ普及したとはいいづらい.特に,論文を見るのに十分な大きさ(9~10インチは欲しい)のものは.欲を言えば,9~10インチのEInkディスプレイが見開きになっているようなものが良いが.ニッチ狙いの周辺機器メーカーが発売しないだろうか.

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