2012年10月11日木曜日

木曜日はセミナ

金沢での定例のセミナ,後期の初回だった.代数体の類数の可除性の問題で,非常に興味深く拝聴した.問題を述べるのは簡単だけど,それに解答するのは大変難しく工夫がいる,という,数論らしい問題である.

今回はこの問題にアプローチするのに,楕円曲線(の族)の有理点の群構造を使う,というお話だが,ここ30年くらいの様々なアプローチの概説もあり,とてもわかりやすかった.

このセミナは,出席者が5名前後なこともよくある,小規模なもの.しかし今日は十数名の参加者があり,半数近くが大学院生など若い人たちだった.セミナに若い人がいると嬉しくなるのは,おっさんになった証拠だろうか.

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