2012年11月8日木曜日

理想

風邪がお腹に来たらしく,自分の最寄りの手洗いを意識しながら出勤.

昨日までのドタバタのせいか,「大学が多すぎる」という謎の主張をひんぱんに目にする.東大だけあれば良いという人も,旧帝大だけあれば良いという人も,都道府県に1つずつあれば良いという人も,みなそう言うだろうから,実際には何も主張していないと思う.国立大学法人を国立大学法人機構みたいなもの一本化して,既存の国立大学法人を,各地にある学校,ということにしても,やはり「大学が多すぎる」問題への解決になるのだろうか.

大学で学ぶべき事は確かにあり,それを各人が見つけやすくするために,大学の数も種類も増やし,学部学科のみならず,大学の間を渡り歩くことも容易にすればよい.特に,学費をもっと安くすればよい.

それは余りにもおおざっぱで現実味のない理想論かもしれないが,大学の教員はまず,大学での教育についての理想を語るべきと思う.大学の教員がそれを語らないなら,誰がそれを語るだろうか.

夕方から,定例の金沢でのセミナのために移動.例によって,大いに元気を頂いた.

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