今日はGauss和とJacobi和を使った証明をご紹介します.
まず指標.を素数として,元体の乗法群から複素数の乗法群への凖同型を法の指標という.値は,
原始的とは限らないの乗根になる.例えばは自明な指標, また法の原始根をに対応させる写像から,位数がの指標が定まる.法の指標たちは値の積で群になり,これはと同型になる.
法の指標とに対して
とおいて,これをのGauss和という.簡単な計算で,,ならが分かる.以下を単にと書くことにする.重要な結果として,Gauss和の複素数としての絶対値を求めることができる:
次にJacobi和を導入する., を法の指標として
をJacobi和という.Gauss和との関係はなら
すると,この二つから,Jacobi和の複素数としての絶対値が計算できる.
さて,素数についてを法の位数の指標とする(指標群が位数の巡回群だから,位数の元が存在する.この指標は,が乗であるときにになる,乗剰余記号である).するとの値はである.よっての値はGauss整数環の元.また,なので,上の式からただちに
例えばならに取れて,位数の指標はをに対応させるものである., などからJacobi和を計算すると,となり,よってである.
以上については,Ireland-Rosen, A Classical Introduction to Modern Number Theory (Graduate Texts in Mathematics)
の8章をご覧頂きたい.
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