昨日に引き続き,Graham-Rothschildの定理の証明の続き.次の主張2により証明が完結すると同時に,特別な場合としてvan der Waerdenの定理も従う.
主張2: が任意ので成立すれば,も成立.
証明:正整数を任意にとって固定する.
が与えられたとする.(はが正しいという仮定から存在す
る.の候補としてをとりたい.証明すべきことは,
任意のに対してが存在して,任意の
に対して,あるが存在して,は
の同値類上定数,ということ).
すると,或るが存在して,
に対して
鳩ノ巣原理より,或るでであり,
となるものが存在する(, ()の個の値に対して,
その色(で写した値)が個しかないので重複が生じる).
よって,
はに対して定数.(なので,, としたい).
また
よってが成立する.これで主張2が示された.
さては自明に成立するから,上の二つの主張から,任意のに対してが成立,つまりGraham-Rothschildの定理が示された.また,
van der Waerdenの定理はに他ならない.
Graham-Rothschildの定理の原論文は,Proceedings of AMSで公開されている.また,M. Einsiedler and T. Ward,
Ergodic Theory: With a View Towards Number Theory (Graduate Texts in Mathematics)
の7章冒頭にも分かりやすく解説されている.
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