2012年7月5日木曜日

木曜日はセミナ・相対類数とデータ収集

恒例の,木曜日の金沢でのセミナーは,「円分体の相対類数の仮説とデータ解析について」と題して,相対類数の大規模計算と,それによって得られたデータをどのように加工するか,と言うお話だった.それによって得られた観察も大変興味深くまた不思議なものであった.

数億桁という巨大な整数を扱うので,何気ない処理に工夫が必要になるそうだ.基本的にはUnixのコマンドラインで使うツール,awk, bc, cut, grep, sed, uniq,...をpipeで組み合わせていくのだが,多倍長計算はGMPをコマンドに仕立てて使う,などなど.

PostgreSQLには,GMPを組み込んで多倍長整数,有理数を扱えるようにするプラグインがあるのだが,以前試したときはうまく動かなかった.

講演後,相対類数の行列表示についての春の講演にアップデートがあり,そちらも大変興味深く聴いた.

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