事前に,Oracle VirtualBox, Microsoft Windows用のSage, その他ドキュメント類(Sage Days in Japanの際の資料や,Sage for newbiesの横田さんによる邦訳)などをDVDに焼いておく.Microsoft Windows上でSageを使うことについては,黒木玄さんの「Windows 7 ユーザーが数式処理ソフト Sage を使い始める方法」の頁も大変参考になるのでよく読んでおく.
最初に,Sageとは何か,と言った座学.15分ほど.preziが使いたかっただけではないのか,などと言ってはいけない.
ラップトップを持ち込んだ人が1名,他は,こちらで用意した少し時代がかったデスクトップ(Pentium 4, Windows XP).
まずVirtualBoxをインストールする.ほぼ問題ない.次いで,Sageの仮想マシンをVirtualBoxに登録する.VirtualBoxを起動すると,左側に白いペインが現れるので,そこにドラッグ&ドロップするだけである.しかし結構待たされる(数分~10分近い).
しばらく待たされた後で,Sageの仮想マシンを起動する.仮想マシン内でブラウザが起動し,Sageのノートブックの画面になる.しかし日本語キーボードが想定されていないなど不都合な点があるのでそれはそのまま置いておき,ホストのWindows側でブラウザを起動して,http://localhost:8000 にアクセスすると,仮想マシン側で実行されているSageのノートブックが見える.ここまでも特に問題なし.
試しにワークシートを一枚アップロードしてみると,IEでjsmathの処理をするのが大変時間がかかる,と言う問題に遭遇した.なので,Windows側にFirefoxやChromeなどを導入しておくべきである.ここまでで約90分.
次の90分は,http://www.sagenb.org/ を使えるようになることを目的とする.以前はユーザ名とパスワードで,すぐに新規アカウントが作成できた.しかし,現在は違うようだ.GoogleなどのOpenIDプロバイダにアカウントがあれば,そちらからログインすることでアカウントが作成されるようになった.
学生の方の何人かがAndroid携帯を持っていて,特に苦労なくそちらにひもづけられたアカウントからsagenbにログインしていた.
今回はSageそのものを使って数学をするという所までは行かなかった(行かないだろうと思っていた).とにかく,ローカルな環境にせよ,sagenbのようなリモート側での環境にしろ,Sageを使えるようになるところまで,実習した.
次回以降(があるのか?)は何かしら具体的な計算をしてみたい.
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